マルコフ状態モデル(MSM)
分子動力学(MD)シミュレーションにおける運動過程(タンパク質ダイナミクス)=離散時間間隔(ラグタイム)でのコンフォメーション状態間の一連のマルコフ遷移からなる
今回提案のqMSM
quasi-Markov State Models (qMSMs)準マルコフ状態モデル
- 理想的なシュミレーション;状態間の遷移が真のマルコフになるように、十分に長い遅延時間でマスター方程式が構築
- 実際には;遷移の頻度を推定する際のMDシミュレーションの長さが比較的短いため、ラグタイムは制約されている
MSMで必要なモデルよりも5〜10倍短いMDシミュレーションを使用したことを示せた
- 単純な速度論モデル
- アラニンジペプチド
- WWドメイン